人生をデザインする(72日目 2024/09/06)

一本の木から、彫刻刀で削り出していくアーティストのようなもの
牧野彰邦 2024.09.06
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さて、それでは今日も書いていきましょう。やっぱり書き始めると習慣になると、「今日も書いた方が気持ちいい」になっていきます。もしかしたら、書かないといけない気がするという強迫観念の三歩手前くらいなのかもしれません。こうやって完璧主義というものが出来上がっていくのだと思います。でも、です。そのせめぎ合いのなかで、なんとかやりくりしていくことこそが生活なのかもしれません。というか、やっぱりやるからにはやりたい!という気持ちが、今までできてこなかった新しい何かを作り上げるエンジンになるわけです。やっぱり気が向かないからやめておこう、という毎日が続けば、やりたいことをやる、こともできなくなってしまいます。適度に休むということも必要。だけれど、ちょっと頑張ってみることも必要。そのバランスが大事なのです。ではそのバランスはどうやって満たせばいいのか、もっと言えば、そのバランス感覚をどうやって磨いていくのか。

それは、自分でやってみるしかない、だと思います。バランスをとろうと思ってやるのではありません。自分なりに、その場その場で、一番自分にふさわしいと思う行動をとる、ということの連続です。その結果、どうなるのかは、やってみないとわかりません。やってみてのお楽しみです。「あー、やっぱ無理しすぎたな」と思うこともあるでしょうし、休んでしまったが故に、逆にリズムが乱れてしまった、なんてこともあるかもしれません。肝心なのは、その結果を受け入れるということ。後悔してしまうと、ろくでもないことになります。自責がはじまします。いえ、それは自責なんていいものではありませんね。自己否定です。ただ自分を否定したいから否定しているというだけの状態。モードです。自責というのは、受け入れる、ということですから。

勘違いしてはいけないのは、自己否定は、自分を受け入れてはいないということです。自己否定を細かくわけていくと、「こんな結果」を受け入れたくない自分(外側の自分)がいて、受け入れたくないから、そんな結果を招いたと思われる内側の自分を責める。内側の自分がやってことを否定するわけです。「なんでこんなことしたの?」「もっとよく考えられなかったの?」「なんでもっと早くできなかったの?」「もっとしっかりやってくれない?」というわけです。外側の自分はこう思っていたいのです「自分(外側の自分)は悪くない」と。

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